【レーシック知識】紹介制度を採用しているレーシッククリニックブログ:20170607
わしと母親は顔がそっくり。
顔の他にも、声や話し方まで全てがそっくり。
小学生の頃、参観日のたびに
その事をクラスの男の子にからかわれて
とても嫌だった。
母親と似ていると言われるたびに、
わしは母親に毒付いた。
やがて、参観日に母親は来なくなった。
その事を最近まで思い出す事もなかった。
月日は経って、わしも母親になった。
とても可愛い、男の子。
顔も手足の形も、爪の形も私にそっくり。
話し始めると、声も話し方もわしにそっくり。
「お母さんにそっくりね」
そう言われるたびにわしは、
嬉しくて嬉しくてたまらない!
そんな男の子が今年幼稚園に入園する。
参観日…とても楽しみにしている今の自分。
ふと、母親の顔が蘇る。
「今日、お母さんに似てるって笑われた。
恥ずかしいから参観日来て欲しくない!!」
わしは確か、
こんな事を参観日のたびに母親に言った気がする。
5年生になった時、母親は参観日に来なくなった。
あの時、母親はどんな気持ちだったんだろう。
本当は先生の問いに
元気に手を挙げているところを、もっと見て欲しかった。
帰ったら、参観日で手を挙げたわしを
褒めてくれた優しい母親だった。
恥ずかしかったから…
ただそれだけの理由で、
母親を拒否して傷つけてしまった。
男の子は、わしと似ている…性格も何もかも…
きっといつか言うだろう。
わしが母に言ったひどい言葉を…
それでも、
わしはその言葉に負けずに男の子を見に行く。
きっと男の子も、
本当の気持ちはわしと似ているだろうから…
わしは笑顔で参観日に行こうと思う。
そして、初めての参観日を終えたら、
母親に謝ろうと決めている。