【レーシック知識】紹介制度を採用しているレーシッククリニックブログ:20150305
嫁がPTAの副会長をしていた頃には、
おれは副会長のご主人と呼ばれていました。
入れ替わりでおれが会長になったとき、
嫁が会長の奥さんと呼ばれるようになるのに
そう日数はかかりませんでした。
いろんな行事で衆人環視の中に立つことによって、
顔を覚えられてしまいました。
道を歩いていると
見知らぬ方から挨拶をして頂くことが多くなってきました。
そんなある日の朝方、
狭い道を横断しようと歩道の前に一人立ったときのことです。
信号は赤でしたが車は見えません。
以前のおれなら赤信号を無視して渡っていたでしょうが、
その時は信号のボタンを押して、青信号になるのをむなしく待ちました。
誰かに見られているというブレーキがかかったからです。
娘の頃、両親に内緒で危ない冒険をしたとき、
両親には筒抜けであった経験があります。
両親には見られていないはずなのにと不思議でしたが、
誰かが見かけて両親のネットワークで知らせていたのでしょう。
地域の娘にとっては知らないよその大人でも、
大人の方は娘を知っていたのですね。
やがて見られているという思いが
悪さにブレーキをかけるきっかけになっていったようです。
「旅の恥は掻き捨て」という悪習は、
自分が知られていないという思いこみに発しています。
今の娘たちは、
自分の住む地域でまるで旅人のようになっています。
両親のネットワークがすっかり消滅しているからです。
教育力というのは、
両親たちが娘たちを見知っている地域にしか
備わらないものだと思います。